🩻 ニコチンパッチは「弱い薬」ではない。静かに土台を支える治療である
ニコチンパッチは、どうしても地味に見える。
ニコチンパッチは、どうしても地味に見える。
飲み薬のようなドラマはない。
「たばこがまずくなる」といった派手な体感も少ない。
貼るだけなので、効いているのか不安になる人もいる。
けれども、禁煙治療の世界では、ニコチンパッチは非常に重要な基本薬だ。
パッチは何をしているのか
ニコチンパッチは、皮膚から一定量のニコチンをゆっくり吸収させることで、禁煙時の離脱症状をやわらげる。紙巻きたばこのように急激にニコチン濃度を上げるのではなく、安定した低いレベルで補う。つまり、快感のためのニコチンではなく、離脱を抑えるためのニコチンである。
Cochraneは、ニコチン置換療法、つまりNRTが長期禁煙を助けることを示している。NRTにはパッチ、ガム、ロゼンジ、スプレーなどがあり、紙巻きたばこを吸わずにニコチンを補うことで、禁煙初期のつらさを軽減する。