👃 たばこをやめると、味覚と嗅覚が戻ってくる理由
禁煙は何かを奪われることではなく、煙に隠れていたものが戻ってくることでもあります。
禁煙してしばらくすると、食べ物の匂いが少し違って感じられることがある。
朝のコーヒーの香りが濃い。コンビニのパンの匂いが前より強い。味噌汁の湯気に、今まで気づかなかった甘さがある。劇的な変化ではない。けれど、世界の輪郭が少し戻るような感覚がある。
NHSは、禁煙後48時間ほどで味覚や嗅覚が改善し、食べ物がおいしく感じられることがあると紹介している。American Cancer Societyも、禁煙後の早い段階で味覚や嗅覚が改善することを説明している。
たばこは、煙を吸っている時だけ匂うわけではない。
髪、服、指、部屋、車、バッグの中。煙の匂いは生活に残る。本人は慣れてしまうが、慣れるということは、感じなくなることでもある。たばこを吸っている間、匂いの世界は少しずつ鈍くなる。